RIP EACH OHTAKI [music]
私と大瀧詠一”師匠”との出会い。
それは中学一年生の時、1981年。『A LONG VACATION』のレコードを友人から借りて聴いた時のこと。
特に「君は天然色」を初めて聴いた時のカルチャーショックは今でも忘れない。
また『A LONG VACATION』のアルバムとしても、
収録されている曲に一曲も無駄のない、J-POPの真髄というものを教えられた気がする。
最初は友人からレコードを借りて、カセットテープで聴いていたが、CDとなって改めて買い直し、聴くだけ聴き込んだ。
その後、『NIAGARA TRIANGLE Vol.2』『EACH TIME』と聴き漁った。
リマスターが発売されたら、その度に買い直した。
『A LONG VACATION』以前の師匠も知りたくなり、CD-BOXも購入した。
また、佐野元春や杉真理、山下達郎など、聴くアーティストの幅も広がった。
しかし、その中心には常に師匠がいた。
近年は「福生の仙人」と呼ばれるほど、裏方の仕事ばかりで表舞台には出なくなっていた。
でも、その中でもシングル「幸せな結末」「恋するふたり」は貴重な直近の作品。
せめて、もう1枚師匠のオリジナルアルバムを聴きたかったけど、それもかなわぬ夢となってしまった。
師匠には常にJ-POPの中心の存在でいてもらいたかった。
でも、師匠を知って33年。音楽を聴く毎日が楽しかった。
レコード、カセットテープ、CD、MD、iPodと聴くソースは変わって行ったけど、サウンドは変わらなかった。
ナイアガラよ、永遠に・・・。
ナイアガラサウンドは私の青春の1ページ。
師匠、たくさんの楽しく、素敵なサウンドをありがとう。